自分自身との戦いは神との交戦だということが、あなたにはわからないのだろうか。 そこに勝利があり得るだろうか。 もしそれがあり得るとしても、それはあなたが望むような勝利だろうか。 仮に神の死が可能だったとしても、それはあなたの死である。 これが勝利だろうか。 自我はあなたに対して勝利できると思っているので、常に、打ち負かすために進軍する。 そして神はそのようには考えない。 これは戦いなどではない。 神の意志が攻撃されて打倒され得るという、単なる狂った信念である。 あなたはこの信念と一体感をもつことはできるが、それは決して狂気以上のものにはならない。 そして、狂気の中では、恐れが権勢を振るい、それが愛に取って代わったかに見える。 これが葛藤の目的である。 そして、そうしたことが可能だと考える者たちには、そのための手段が存在するかに見える。
奇跡講座テキスト 第23章 一 和解不可能な信念 2.