卑小さが神の子を試練に会わせることのないようにしよう。 彼の栄光はそうしたものを超えており、永遠そのものと同じように、計り知れず、時間を超越したものである。 神の子を見るあなたの視覚に、時間を侵入させてはならない。 彼を、怯えて孤独なまま試練の中に置き去りにしてはならない。 そうではなく、彼がそれを乗り越え、彼自身がその一部をなす光を知覚できるように助けなさい。 あなたの無垢性が、彼の無垢性に至る道を明るく照らすだろう。 そしてあなたの無垢性は、そのようにして保護され、あなたの自覚の中に保たれる。 自分の栄光を知りながら、自分の周りに卑小な者や弱きものを知覚できる者がいるだろうか。 恐ろしい世界の中を震えつつ歩みながら、天国の栄光が自分の上に輝いていると悟れる者がいるだろうか。
奇跡講座テキスト 第23章 序 5.