いかなる誤りも例外とせず、何も隠されたままにしない完全な赦しのまなざしで、あなたが兄弟を見つめたとき、あなたに看過できないような間違いが、いったいどこにあるだろう。 どのような形の苦しみがあなたの視覚を遮り、あなたがそれを通り越して見るのを妨げることができるだろう。 そして、あなたが間違いであると認識しないような幻想があり得るだろうか。 あなたはそれを一つの影と認識し、まったくうろたえることなく歩いて通り抜けるだろう。 神はご自身の意志を自分の意志とする者たちを何ものにも邪魔させない。 そして、彼らは自分が神の意志に仕えているがゆえに、自分の意志が神の意志であると認識する。 しかも、彼らは喜んで神の意志に仕えている。 それならば、彼らが自分の本性をいつまでも思い出せずにいるということがあるだろうか。
奇跡講座テキスト 第22章 六 神聖な関係の光 7.