あなたがここまでやってきた目的全体が、今どちらの道を行くか(自我の道か、聖霊の道か)を決めるためであった。 ここまで辿り着いた者が、誤った決断をすることはあり得ない。 とはいえ、決断を遅らせることはできる

 道がはっきりと分岐しているところまで来ると、あなたはそれ以上先に進めなくなる。 どちらか一方に進まなければならない。 というのも、今、その分岐点に達する前と同じように真っ直ぐ進んでいくなら、あなたはどこにも行けないからである。 あなたがここまでやってきた目的全体が、今どちらの道を行くかを決めるためであった。 あなたがこれまで辿ってきた道は、もはや重要ではない。 それはもう役に立たない。 ここまで辿り着いた者が誤った決断をすることはあり得ない。 とはいえ、決断を遅らせることはできる。 そして、旅の途上で、道の分岐点を前に、どちらの道を進むかを決めかねて立ちすくんでいるときほど、希望がなく、不毛に思えるときはない。

 

奇跡講座テキスト  第22章  四 道の分岐点  1.