理性があなたに教えるのは、誤りの形態がその誤りを間違いとするのではないということである。 その形態が隠蔽しているものが間違いであるなら、形態が訂正を妨げることはできない。 肉体の眼は形態のみを見る。 肉眼は、それが見るべきとされているものを超えて見ることはできない。 そして肉眼は誤りを見るために作られたのであり、それを見過ごすために作り出されたのではない。 肉眼の知覚は実に奇妙なものである。 肉眼には幻想だけが見え、御影石の塊のような罪を超えて見ることはできず、無を内包する外側の形態のところで停止する。 心眼のこの歪曲版にとっては、あらゆるものの外部、すなわちあなたと真理との間に立ちはだかる壁が、全面的に真実である。 だが、虚無を前にして、あたかもそれが頑丈な壁であるかのように停止する視覚に、どうして真に見ることなどできるだろう。 形態以外の何も知覚されないことを保証するために作り出されたそれは、形態によって阻止される。
奇跡講座テキスト 第22章 三 理性、および、誤りの形態 5.