自我の存続のすべてが、あなたにはこのコースが習得できないという自我の信念にかかっている。 この信念を共有するなら、理性があなたの誤りを見てその訂正のための道を開くことができなくなる。 というのも、理性は誤りを見透かし、実在しているとあなたが思っていたものは実在していないと、あなたに教えるからである。 理性は訂正を望むので、罪と誤りの相違を見ることができる。 それゆえに、訂正不可能だとあなたが思っていたことが訂正可能であり、したがってそれは誤りだったに違いないと、理性はあなたに教える。 訂正に対する自我の抵抗は、罪を信じる確固たる信念となり、誤りの無視へとつながる。 自我は訂正可能なものには目を向けない。 そのようにして、自我は断罪し、理性は救済する。
奇跡講座テキスト 第22章 三 理性、および、誤りの形態 2.