だが、私たちは以前、それと非常によく似た話を聞いたことがある。 ただそれは、あなたについての話ではなかった。 しかし、それでも、そこに正確に描かれている奇妙な想念のことを、あなたは自分だと考える。 理性があなたに教えようとするのは、あなた自身のものではない目を通して見る世界はあなたにとって何の意味も為さないはずだ、ということである。 そのような見方は、誰のもとにメッセージを送り返すのだろうか。 あなたのもとでないことは確かである。 あなた自身の視覚はこの世界を見る目からは完全に独立しているからである。 これがあなたの心眼でないのなら、それは何をあなたに見せることができるのだろうか。 頭脳は、あなたの心眼が見ているものを解釈することはできない。 それは、あなたになら理解できるだろう。 頭脳は、自らがその一部をなしている肉体に向かって解釈をする。 しかし、頭脳が語ることを、あなたは理解できない。 それでもあなたはそれに耳を傾けてきた。 そして長い間、懸命にそのメッセージを理解しようとしてきた。
奇跡講座テキスト 第22章 一 神聖な関係のメッセージ 2.