ここ(神聖な関係)において、相違が存在するという信念が取り消される。 ここで、相違への信が同一性への信に変化する。 ここで、相違を見ていた視覚が心眼へと変容する

 神聖な関係が何を教えることができるか考えてみなさい! ここにおいて、相違が存在するという信念が取り消される。 ここで、相違への信が同一性への信に変化する。 そして、ここで、相違を見ていた視覚が心眼ヴィジョンへと変容する。 今や、理性が、あなたと兄弟をあなた方の融合の理論的帰結にまで導くことができる。 兄弟とつながったときにあなたが延長したのと同じように、融合は延長せずにはいない。 あなたが肉体を越えて広がっていったように、それはあなたと兄弟をつながらせるためにそれ自体を超えて広がるはずである。 そして今や、あなたが見た同一性が延長していき、ついにはあらゆる相違の感覚を取り去るので、それらの根底に横たわる同一性がすべて明らかになってくる。 ここに黄金の円環があり、そこにおいて、あなたは神の子を認識する。 神聖な関係の中に生まれたものに、終わりはないからである。

 

奇跡講座テキスト  第22章  序   4.