· 

殺すことを行うかに見える想念(自我の想念)とは、それを思考する本人に、自分は殺され得る(殺されることが可能)と教える想念である。 むろん、彼は自分が幸せを望んだと思っていた。 だが彼(本人)は、それが真理であり、したがって、恒常的なものだという理由でそれを欲したわけではなかった

 それならば、想念とは危険なものなのだろうか。 肉体にとっては、その通りである! 殺すことを行うかに見える想念とは、それを思考する本人に、自分は殺され得る・・・・・傍点)と教える想念である。 だから、彼は自分が学んだことのゆえに、「死ぬ」のである。 彼は、恒常性よりも変化するものに価値を置いたことの最終的証明として、生から死へと進む。 むろん、彼は自分が幸せを望んだと思っていた。 だが彼は、それが真理であり、したがって、恒常的なものだという理由でそれを欲したわけではなかった。

 

奇跡講座テキスト  第21章  八 内なる変化  1.