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神の子も、自分自身の欲求によらない限り幽閉されることはあり得ない。 そして彼が自由になるのも、彼自身の欲求によってである

 あなたが神の子に対してもっている力は、彼の実相を脅かすものではない。 それをあかしするだけである。 彼がすでに自由であるとしたら、彼自身の中以外のどこに彼の自由があるだろう。 そして、彼が自分の自由を否定しているとしたら、彼自身以外の誰が彼を束縛したというのだろう。 は侮られてはいない。 同様に、神の子も、自分自身の欲求によらない限り幽閉されることはあり得ない。 そして彼が自由になるのも、彼自身の欲求によってである。 これは彼の強さであり、弱さではない。 彼は自らの慈悲の下にある。 そして彼が慈悲深くあろうとする所で、彼は自由である。 しかし、彼が咎めを選択する所では、彼は囚人として鎖につながれたまま、自分自身に対する赦しが自分を自由にするのを待っている。

 

奇跡講座テキスト  第21章  六 理性 対 狂気  11.