もしあなたが癒しの代わりに罪を選択するなら、決して訂正できないものに神の子を縛りつける宣告をしようとしているのである。 あなたが自らの選択により彼に告げているのは、彼は刧罰を受けるべき者であり、あなたからも父からも永遠に分離しており、安全に帰還する望みはないということである。 あなたがこのように彼に教えるなら、自分で教えた通りのことを彼から学ぶことになる。 あなたが彼に教えることができるのは、彼はあなたが望んでいる通りの存在だということだけであり、あなたが彼をいかなる存在とするかの選択は、あなた自身をいかなる存在とするかの選択である。 だが、これが恐ろしいことだと思ってはならない。 あなたが彼とつながっているということは事実であって、解釈ではない。 あなたが真理よりも大切にしているものと食い違っているのでない限り、どうして事実が恐ろしいものであり得るだろう。 理性は、この事実があなたの解放であるとあなたに告げる。
奇跡講座テキスト 第21章 六 理性 対 狂気 6.