肉体があなたを兄弟から分離させることはない。 もしそう考えるとしたら、あなたは正気ではない。 しかし、狂気は一つの目的をもっている。 また、その目的を実在のものにするための手段ももっていると信じている。 ひとつにつながっていると理性が告げているものの間の防壁として肉体を見ることは、狂気でないはずがない。 また、もしあなたが理性の声を聞いていたなら、それは見えないはずである。 切れ目なく続いているものの間に立つことができるものなどあるだろうか。 そしてもし間に何もないとしたら、その一部に侵入するものが、他の部分から離しておかれることが可能だろうか。 理性なら、あなたにこのように告げるだろう。 しかし、そうだとしたら、あなたが何を認識すべきなのかを考えてみなさい。
奇跡講座テキスト 第21章 六 理性 対 狂気 5.