訂正は、兄弟抜きであなたが受け入れたり拒否したりすることのできないものである。 罪は、それができると主張する。 だが理性はあなたに、兄弟もしくは自分を罪深いと見ながら、他方だけを無垢と見ることはできないと告げる。 誰が自分自身を有罪と見ながら、罪のない世界を見ることができるだろう。 そしてまた誰が、罪深い世界を見ながら、その世界とは切り離された自分を見ることができるだろう。 罪は、あなたと兄弟は分離していると主張する。 しかし理性はあなたに、それは間違っていると告げる。 あなたと兄弟がつながってるのなら、どうしてあなたが私的な想念をもてるだろうか。 そして、あなただけに属するかに見えているものの中に入ってくる想念が、どうして、あなたのものであるものに対しまったく影響をおよぼさずにいられるだろう。 心がつながっているのなら、それは不可能である。
奇跡講座テキスト 第21章 六 理性 対 狂気 2.