あなたの救済のための神の計画が、あなたの意志と承諾なしに確立されたということはあり得ない。 それは、神の子によってすでに受け入れられているはずのものである。 神の子は、神がわが子に意志するものを必ず受け取るからである。 神がわが子を離れて単独に意志することはなく、神の意志がその成就の時を待つということもない。 したがって、神の意志につながったものは、永遠なるものであり、今もあなたの中にあるはずである。 あなたは聖霊がとどまることのできる場所をとっておいたに違いなく、そこに聖霊はとどまっている。 聖霊に対する必要が生じ、瞬時にしてそれが満たされたとき以来、聖霊はそこに存在してきたはずである。 これが、もしあなたが耳を傾ければ、あなたの理性があなたに告げることである。 だが、それは明らかに自我の論法とは違っている。 あなたの理性が自我にとっては異質なものだということが、あなたが自我の中に答えを見つけることはないという論証である。 だが、理性がそうしたものだとしたら、答えは必ず存在しているはずである。 そして答えがあなたのために存在しており、あなたを自由にするということがそれに与えられている目的ならば、あなたにはそれを見出すための自由があるはずである。
奇跡講座テキスト 第21章 五 理性の機能 5.