· 

罪のゆえに内側を見ることをあなたは恐れているが、その背後には、さらにもう一つ別の恐れがあり、それは、自我を震撼させるような恐れである

 自我は単独に存在してはいないことを覚えておきなさい。 自我の支配は手加減されており、自我は見ることさえできない未知の「敵」を恐れている。 自我は大声で、内側を見てはならないと告げる。 内側を見れば、あなたの目は罪を見ることになり、はあなたを罰してめしいにするからだと言う。 これをあなたは信じており、だから見ようとしない。 だが、これは自我が隠しもつ恐れではなく、自我に仕えるあなたの恐れでもない。 自我は実に大声で、そうであると宣言するが、それはあまりにも大きな声で、あまりにも何度もくり返される。 というのも、この絶え間ない叫びと、気も狂わんばかりの宣言の背後で、自我にはそれが本当だという確信がないからである。 罪のゆえに内側を見ることをあなたは恐れているが、その背後には、さらにもう一つ別の恐れがあり、それは自我を震撼させるような恐れである。

 

奇跡講座テキスト  第21章  四 内側を見ることへの恐れ  2.