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(自分の見ているこの世界は自分の)望み通りになるという思考が、自我が自分の望むものを実現させるために用いるやり方である。 実在しないもの(自我)への信は、狂気のゴールに適合させるために実相を調整することへとつながる

 すでに述べたように、望み通りになるという思考が、自我が自分の望むものを実現させるために用いるやり方である。 自我のゴールを実在する実現可能なものと見せかけるための、願望の力、すなわち信の力を、この思考以上にはっきりと実証するものは他にない。 実在しないものへの信は、狂気のゴールに適合させるために実相を調整することへとつながる。 罪というゴールは、その目的を正当化するために、恐ろしい世界という知覚を誘発させる。 自分が欲するものを、あなたは見ることになる。 そしてその実在性が偽りのものである場合は、それを実在させようとして自分が導入したすべての調整を認識しないことによって、あなたはそれを支持することになる。

 

奇跡講座テキスト  第21章  二 視覚に対する責任  9.