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あなたが見ている(肉体の眼で見て知覚されている)世界は、あなたが正しかったと根拠もなく証言する証人である。 (知覚という)この証人は、狂っている

 あなたが見ている世界は、あなたが正しかったと根拠もなく証言する証人である。 この証人は狂っている。 あなたがその証言を訓練したのであり、それがその通りの証言をもち帰ったとき、あなたはそれに耳を傾け、それが見てきたことは事実だと自分自身を納得させた。 これを、あなたは自分自身に対しておこなったのである。 このことだけを見なさい。 そうすれば、あなたにとっての「見る」ということの論拠がいかに堂々巡りするだけのものかも見えてくるだろう。 これはあなたに与えられたものではない。 これはあなたが自分自身と兄弟に与えた贈り物だった。 それならば、それが兄弟から取り除かれて、真理と置き換えられてもよいという気持ちになりなさい。 その変化を彼の中に見るとき、あなたもそれを自分自身の中に見ることができるようになるだろう。

 

奇跡講座テキスト  第21章  二 視覚に対する責任  5.