神の子が、ただ自らの外で起こる出来事によってつき動かされているということは、あり得ない。 彼に訪れる出来事が彼による選択でなかったということは、あり得ない。 彼の決断の力は、偶然性や偶発性により自分が居合わせたかに見える状況のすべてを決定するものである。 神が創造したままの宇宙の中には、いかなる偶発性や偶然性もあり得ず、その外には何も存在しない。 苦しむとしたら、あなたは罪が自分のゴールだと決めたのである。 幸せであるなら、自分のために神を選ぶ選択をしてくれる聖霊に決断の力を与えたのである。 これがあなたが聖霊に差し出す小さな贈り物であるが、これさえも、あなたが自分自身に与えることができるようにと、聖霊はあなたに与える。 なぜなら、この贈り物によって、あなたに自らの救済者を解放する力が与えられ、それにより、彼があなたに救済を与えることができるようになるからである。
奇跡講座テキスト 第21章 二 視覚に対する責任 3.