肉体を超え、太陽も星々も超え、目に見える一切を通り過ぎたところ、しかしどこか見覚えのあるところに、黄金の光の弧があり、あなたが目を向けると同時にそれはみるみる延びていき、一つの大きな輝く円環となる。 そしてあなたの目の前で、その円環の中いっぱいに光が満ちる。 環のふちは消え去り、その中にあるものの封印が解かれる。 光は拡大し、一切を被い尽くし永遠に輝きながら、切れ目も限界も無く、無限へと延長されていく。 その内側では、一切が完璧な連続性をもってつながっている。 またその外側に何かが存在するなどと想像することも、不可能である。 この光が存在しない場所はないからである。
奇跡講座テキスト 第21章 一 忘れられた歌 8.