盲た者たちが「見ている」世界は想像されたものでしかないということを、決して忘れてはならない。 なぜなら、世界が本当はどのように見えるのか、彼らは知らないからである。 彼らは永遠に間接的な証拠から、何が見えるのかを推測しなければならない。 そして認識していなかったもののゆえに躓いて転んだり、閉じていると思っていたが実は開いていた扉を無傷で通り抜けたりするとき、彼らは自分の推測を立て直さなければならない。 あなたの場合も同じである。 あなたは見ていない。 あなたの推測の手がかりは間違っている。 それゆえに、あなたは自分が認識していなかった石に躓いて転び、一方では、閉じていると思っていた扉を通過できることに気づけずにいる。 しかし、見えない目のすぐ前で、その扉は開いており、あなたを歓迎しようと待っているのである。
奇跡講座テキスト 第21章 一 忘れられた歌 1.