恐ろしく見えていたものにあなたが目を向け、それが麗しく平和な光景へと変化するのを見たとき、また、暴力と死の場面を眺めて、それらが、大空の下の静かな庭園の景色に変わり、その傍らに、枯れることなくせせらぐ小川と楽しげに流れる清らかな生命の水を見たとき、心眼の贈り物を受け入れるようにとあなたを説得する必要があるだろうか。 そして心眼を得た後に、それに続いて必ず訪れるものを誰が拒否できるだろう。 ほんの一瞬でよい、このことだけを考えてみなさい。 あなたは神が神の子に与えた聖性を見ることができる、と。 そうすれば、あなたには、それ以外に自分の見るべき何かがあると考える必要はまったくなくなる。
奇跡講座テキスト 第20章 八 無罪性の心眼 11.