心眼で眺められた一切は、聖霊の穏やかで確かな視覚がもたらす法則に従って、優しく、しかるべき場所に落ち着く。 聖霊が眺めるあらゆるものの結末は、常に確かである。 なぜなら、それは調節されない形で、聖霊の目的を果たすのに完璧に適したものとして見られるので、完璧に聖霊の目的にかなうものとなるからである。 聖霊の優しいまなざしのもとでは、破壊的なものは柔和なものとなり、罪は祝福に変わる。 訂正する力と共にあるとき、肉体の眼が何を知覚できるというのだろう。 肉眼は罪に合わせて調整されており、いかなる形の罪も看過できず、いたるところであらゆるものの中に罪を見る。 肉眼を通して見るなら、すべてのものがあなたの前で有罪宣告を受けて佇むことになる。 あなたを救うことのできるもののすべてを、あなたは決して見ないだろう。 あなたの救済の源である神聖な関係は、意味を剥奪され、その至聖なる目的は達成の手段を奪われるだろう。
奇跡講座テキスト 第２０章 八 無罪性の心眼 6.