聖霊の神殿は肉体ではなく、関わり合いである。 肉体とは隔離された一点の闇である。 隠された秘密の部屋、意味なき秘蹟の小さな場所、注意深く守られているが何も隠していない無意味な囲いである。 ここでは、非神聖な関係が実相を逃れて、自らを生かし続けるためにパン屑を探し求めている。 非神聖な関係は、兄弟たちをここに引きずり込んで、偶像崇拝につなぎ止めようとする。 ここには愛が入ってこられないので、自我は「安全」である。 聖霊は、愛が決して存在できないような場所に自らの神殿を建てることはしない。 キリストの顔を見る存在が、全宇宙の中でキリストの顔が見えない唯一の場所を自分の家として選ぶだろうか。
奇跡講座テキスト 第20章 六 聖霊の神殿 5.