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肉体(偶像としての機能)とは、関わり合いを通して権力を求めるために自我が選択した武器である。 自我の関わる関係は、(どれも)非神聖なものとならざるを得ない

 愛のもつ神殿は、陽の届かぬところで秘蹟が曖昧に隠されているような陰鬱な神殿ではない。 愛は権力を求めず、関わり合いを求める。 肉体とは、関わり合いを通して・・・傍点)権力を求めるために自我が選択した武器である。 そして自我の関わる関係は非神聖なものとならざるを得ない。 なぜなら、自我はそれらの関係の正体を見ることさえしないからである。 自我は、自分の偶像たちを富ませる捧げ物のためだけに、そうした関係を望んでいる。 その他のものを、自我はただ投げ捨ててしまう。 なぜなら、その他のものが差し出せるのはすべて無価値なものと見なされるからである。 住む家のない自我は、できる限りたくさんの肉体を集めて、その中に自分の偶像たちを置くことで、それらを自分の神殿にしようとする。

 

奇跡講座テキスト  第20章  六 聖霊の神殿  4.