自分に平安を差し出してくれる者の真価を、あなたはどのようにして推定できるというのだろう。 彼が差し出すもの以外の何を、あなたは望むのだろう。 彼の真価は彼の父によって確立されており、あなたが彼を通して父からの贈り物を受け取るとき、それを認識することになる。 彼の中にあるものは、あなたの感謝に満ちた心眼において、ひときわ明るく輝くので、あなたはただ彼を愛し、嬉しく思うだろう。 そのときあなたは彼を裁こうとは思わない。 なぜなら、キリストの顔を見てもなお、裁きに意味があると言い続ける者などいないからである。 そのように言い張ることは、目の見えない者たちのすることである。 心眼か裁きかはあなたの選択であるが、その両方を選択することはできない。
奇跡講座テキスト 第20章 五 永遠の前触れ 4.