この世界では、神の子は神聖な関係の中で本来の自分自身に最も近づく。 そこにおいて彼は、父が自分に対して抱いている確かさを見出し始める。 そしてそこにおいて彼は、父の法則の外に置かれていたものにその法則を取り戻し、失われていたものを見つけ出すという自分の機能を見出す。 時間の中でのみ、何かが失われ得るのであり、それは永遠に失われるのではない。 神の子の断片たちは時間の中で次第につながっていき、そのようにつながり合うたびに、時間の終わりが近くなる。 つながり合うという奇跡の一つひとつが、永遠の強力な前触れである。 統一されていて確実な、単一の目的をもつ者は、決して恐れることがない。 彼の目的を共有する者は、彼とひとつにならずにはいられない。
奇跡講座テキスト 第20章 五 永遠の前触れ 1.