一つの単純な問いがまだ残っており、答えを必要としている。 あなたは自分の作り出したものに満足しているだろうか、という問いである。 それは殺害と攻撃の世界であり、その中であなたはひとりで怯えながら、絶え間ない危険の狭間を縫ってびくびくと進み、死が襲いかかり自分を消し去るのをもう少し待ってくれるようにと望むのが精一杯である。 あなたがこれを作り出したのである。 それはあなたが自分だと思っているものを、すなわち、自分自身をどのように見ているかを描いた絵である。 殺害者は怯えており、殺す者は死を恐れる。 これらのすべては、自分が行った調整によって恐ろしきものになった世界に合わせて自分自身を調整しようとする者たちの、恐ろしき想念に他ならない。 そして、彼らは内なる悲しきものから、悲しみのうちに外を眺め、そこに悲しみを見る。
奇跡講座テキスト 第20章 三 調整としての罪 4.