そして今あなたは、かつて自分が二度と見ないと誓ったものを前にして、恐怖に立ちすくんでいる。 「友」との約束を思い出し、あなたは目を伏せる。 罪の「麗しさ」、罪悪の繊細な魅力、死を象る「神聖な」蝋細工、決して見捨てはしないと血判状を交わした自我からの復讐に対する恐れなど、こうしたすべてが浮上してきて、あなたに目を上げてはならないと命じる。 もし自分がこれを見て、ベールが取り払われるのを容認すれば、彼らは永遠に消え去るということを、あなたはよく理解している。 あなたの「友」も、「保護者」も、そして「住む家」も、すべてが消え失せるだろう。 今、覚えている一切を、あなたは思い出さなくなるだろう。
奇跡講座テキスト 第19章 四 平安への障害 D. 第四の障害 ― 神に対する恐れ 6.