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あなたを恐怖で打ちのめし、あなたの肉体を震撼させ、恐ろしさのあまり全身に冷や汗がにじんでくるようなときには、常にただ一つの理由による。 それは、自我がそれを恐れの象徴として、すなわち罪と死のしるしとして知覚したということである

 あなたにとって何かが恐れの源であるように見えるとき、あるいは、何らかの状況があなたを恐怖で打ちのめし、あなたの肉体を震撼させ、恐ろしさのあまり全身に冷や汗がにじんでくるようなときには、それは常にただ一つの・・・傍点)理由によるのだということを覚えておきなさい。 それは、自我がそれを恐れの象徴として、すなわち罪と死のしるしとして知覚したということである。 だから覚えておきなさい。 しるしも象徴も、源と混同されてはならない。 なぜなら、しるしも象徴も、それ自体ではない何かを表現しなければならないものだからである。 その意味はそれ自体の中にはあり得ず、それが表象しているものの中に探されなければならない。 したがって、そこに反映されている想念の真偽に基づいて、それらは一切を意味するか、何も意味しないかのどちらかとなる。 このような意味の不確実性のごとく見えるものに直面しても、それを判断してはならない。 判断のとなるべくあなたに与えられている聖霊の聖なる臨在を思い出しなさい。 あなたに代わって判断してくれるように、それを聖霊に渡して、次のように言いなさい。

 

 これを私から取り上げ、それを見て、代わりに判断してください。

 私がこれを、罪と死のしるしとして眺めたり、破壊のために用いたりすることがありませんように。

 どうすれば私がそれを平安への障害とせずに、あなたによって私のために使ってもらい、平安の到来を早められるかを、教えて下さい。

 

 

奇跡講座テキスト  第19章  四 平安への障害  C. 第三の障害 ― 死の魅力  ⅰ. 腐敗しない肉体  11.