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肉体(肉体の眼に見えるこの世界/すなわち兄弟)は、あなたが望む感情をあなたに伝える。 肉体は、(あなたが選択した想念から)与えられるメッセージを受け取ったり送ったりする。 メッセージに込められる感情のすべては、その送り手と受け手(結局は自分自身)によって与えられる

 なぜ、肉体があなたにとって何らかの意味をもつのだろうか。 それを構成しているものが貴重なものでないことは確かである。 そして、それと同じくらい確かなことは、肉体は感情をもたないということである。 それはあなたが望む感情をあなたに伝える。 他のすべてのコミュニケーションの媒体と同じように、肉体は与えられるメッセージを受け取ったり、送ったりする。 肉体はそれらのメッセージに対して何の感情ももたない。 メッセージに込められる感情のすべては、その送り手と受け手によって与えられる。 自我と聖霊はどちらもこれを認識しており、ここにおいては送り手と受け手が同一だということも認識している。 聖霊は喜びをもってこれをあなたに告げる。 自我はあなたに気づかせたくないので、それを隠してしまう。 メッセージは自分自身に送られることになると理解したなら、誰が憎しみや攻撃のメッセージを送りたいと思うだろう。 誰が自分自身を責め、有罪とし、罪の宣告をしたいだろうか。

 

奇跡講座テキスト  第19章  四 平安への障害  B. 第二の障害 ― 「肉体は、それが提供するもののゆえに価値がある」という信念  ⅰ. 苦痛の魅力  14.