あなたが聖霊に返すべき感謝を、聖霊は代わりにあなたが受け取るよう求めているにすぎない。 そしてあなたが優しい慈悲深さをもって兄弟を眺めるとき、あなたは聖霊を見ているのである。 なぜなら、あなたは聖霊が居るところを見ており、聖霊から離れてはいないからである。 あなたは聖霊を見ることはできないが、兄弟たちを真に見ることはできる。 そして彼らの中の光が、あなたが見る必要のあるすべてをあなたに見せてくれるだろう。 あなたの中の平安がすべての者を包み込むまで延長されたとき、ここでの聖霊の機能は達成される。 そうなったとき、見るということにどんな必要があるだろう。 神がご自身で最後の一歩を踏み出したときには、聖霊はあなたが聖霊に差し出したすべての感謝と報恩の念をひとつにまとめ、至聖なる神の子の名において、そっと創造主の御前に供える。 そして父なる神は、御名において、それらを受け入れる。 神の感謝を前にするなら、見るということにどんな必要があるだろう。
奇跡講座テキスト 第19章 四 平安への障害 3.