罪が実在すると信じたい誘惑にかられるときには、次のことを覚えておきなさい。 もし罪が実在するなら、神もあなたもどちらも実在しないことになる。 創造とは延長することであるのなら、創造主はご自身を延長したはずであり、創造主の一部が他の部分と全面的に異質だということはあり得ない。 もし罪が実在するなら、神はご自身と交戦状態にあるということにならざるを得ない。 そして神は分裂していて善と悪の間で引き裂かれ、部分的に正気で部分的に狂気だということになる。 なぜなら、神を破壊しようと意志してそれを実行する力をもったものを、神が創造したに違いないということになるからである。 このようなことを信じるよりも、あなたが間違っていたと信じるほうが易しいのではないだろうか。
奇跡講座テキスト 第19章 三 罪の非実在性 6.