聖霊には罪を罰することができない。 間違いであれば、聖霊は認識し、神に託された通りにそのすべてを訂正しようとするだろう。 しかし、聖霊は罪を知らず、訂正不可能な間違いというものを認識することもできない。 なぜなら、訂正不可能な間違いなどというものは、聖霊にとっては無意味だからである。 間違いとはまさに訂正されるためのものであり、訂正以外の何も要求しない。 処罰を要求するものは無を要求せざるを得ない。 間違いはどれもみな、愛を求める呼びかけ以外のものではあり得ない。 それならば、罪とは何だろうか。 あなたが隠しておこうとする間違いにすぎないのではないだろうか。 すなわち、誰にも聞かれることなく、答えられないままにしておこうとする助けを求める呼びかけ以外の何だろう。
奇跡講座テキスト 第19章 三 罪の非実在性 4.