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罪とは、神の子が作り出した自分自身、および、彼の本性を表す自然な表現だという考えである

 自我の立てこもる要塞全体の中でも、罪は実在するという考え以上に厳重に防衛されている隅石すみいしはない。 それは、罪とは、神の子が作り出した自分自身および彼の本性を表す自然な表現だという考えである。 自我にとっては、これは少しも間違っていない。 なぜなら、これが自我の実在性であり、これが、逃れることなど永遠に不可能な「真理」だからである。 これが彼の過去であり、現在であり、未来である。 なぜなら、彼は父なる神を冒涜して、神の心を完全に変えることをやってのけたからである。 それならば、罪に殺されたの死を嘆きなさい! そして、これこそが自我の願望であり、狂気の中で自我はそれを達成したと信じている。

 

奇跡講座テキスト  第19章  二 罪と誤り  7.