神の子が間違うことはあり得るし、自分自身を騙すこともできる。 自分の心の力を自分自身に逆らわせることさえ可能である。 しかし彼には罪を犯すことはできない。 彼が何をしたところで、少しでも自分の実相を真に変更したり、自分を真に有罪にしたりはできない。 それは罪が行うことである。 それが罪の目的だからである。 だが、罪という考え全体に内在する荒々しい狂気のすべてをもってしても、罪は不可能である。 罪の払う報酬はたしかに死であり、不滅なる者が死ぬことなどできないからである。
奇跡講座テキスト 第19章 二 罪と誤り 3.