罪は誤りではない。 なぜなら、罪には、誤りという考えには欠けている傲慢さが伴うからである。 罪を犯すとは、実相を侵犯し、それに成功するということである。 罪とは、「攻撃は実在し、罪悪感は正当化される」という宣言である。 神の子が罪を犯して自らの無垢性を失い、自らを神に創造されなかった何かへと作り変えることに成功したと、罪は想定する。 そのようにして被造物は永遠なるものではないと見なされ、神の意志は対立や敗北のあり得るものとされる。 罪とは、自我のあらゆる尊大さの背後に潜む尊大な幻想である。 なぜなら、それにより、神ご自身が変えられ、不完全なものにされてしまうからである。
奇跡講座テキスト 第19章 二 罪と誤り 2.