だが、赦しでさえも終着点ではない。 赦しは麗しさをもたらすが、創造しない。 それは癒しの源ではあるが、愛の源ではなく、愛の使者である。 神ご自身が妨げられずに最後の一歩を踏み出せるようにと、あなたはここに導かれる。 ここではいかなるものも愛を妨害せず、愛をありのままに存在させるからである。 この神聖な赦しの場所を超えていく一歩、さらなる内奥へと向かうけれどもあなたが自分で踏み出すことのできない一歩は、それまでとはまったく異なったものへとあなたを運んでいく。 ここに光の源がある。 そこでは何も知覚されず、赦されず、変容されることもない。 ただ知られるのみである。
奇跡講座テキスト 第18章 九 二つの世界 10.