肉体はあなたの外側にあるのだが、一見、あなたを囲い込んで他者から切り離し、あなたと彼らを隔てているかに見えているだけである。 それはそこにはない。 神と神の子の間に防壁はなく、幻想の中でなければ、神の子が神ご自身から分離することはあり得ない。 これは神の子の実相ではない。 ところが、彼はそう信じている。 だが、神が間違っていたのでない限り、そのようなことはあり得ない。 それを可能にするには、神は異なったやり方で創造し、ご自身を神の子から分離させなければならなかったはずである。 異なったものごとを創造して、異なったレベルの実相を構築しなければならなくなり、その中のいくつかのレベルのみが愛であるということになってしまう。 だが愛とは、永遠にそれ自体と同じもの、不変のもの、代わりの選択肢がないもののはずである。 そしてそれは確かにその通りのものである。 あなたは自分の周りに防壁を築くことはできない。 なぜなら、神はご自身とあなたの間にいかなる防壁も置かなかったからである。
奇跡講座テキスト 第18章 六 肉体を超えて 9.