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肉体(兄弟)が攻撃するように(あなた自身がそのように)仕向けておきながら、まさにそのこと(攻撃してきたこと)について肉体を咎め、肉体に罪を着せるというのは、狂気の沙汰である

 肉体が攻撃するように仕向けておきながら、自分自身が肉体に行わせたいと願ったまさにそのことについて肉体を咎め、肉体に罪を着せるというのは、狂気の沙汰である。 空想を実演することは不可能である。 なぜなら、あなたが望んでいるのは依然として空想であり、それらは肉体が行うこととは何の関係もないからである。 肉体は空想を夢見ることなどせず、空想は有用となり得るはずの肉体を負担とするだけである。 というのも、空想はあなたの肉体を「敵」と為し、弱く、傷つきやすく、不誠実で、あなたの憎悪を注ぎ込むにふさわしいものとしたからである。 このことがあなたにとって何の役に立ったのだろう。 あなたは自分で憎んでいるこの物体と同一化してしまった。 それは、復讐の道具であり、自分の罪悪感の源と知覚されているものである。 あなたはこうしたことを、もとより何の意味もない物体に対して行い、それを神の子の住居であると宣言して神の子に対立させたのである。

 

奇跡講座テキスト  第18章  六 肉体を超えて  6.