代用することが不可能な唯一の感情は愛である。 恐れは愛の代わりとされたものなので、その定義からして代用を伴うものである。 恐れは、断片化されていると同時に断片化させる感情である。 それは数多くの形態をとるように見え、そのどれもが、満足を得るためには様々な形で行動に表される必要があるように見える。 これはかなりむらのある行動を引き起こすように見えるが、それよりもはるかに深刻な結果は、その行動を生じさせている断片化された知覚の中にある。 誰も完全なものと見なされていない。 肉体は、その中の特定の部分のみが強調された形で重視されており、恐れの特別な形を表現するために受け入れるべきか拒否すべきかということを、比較検討する際の基準として用いられている。
奇跡講座テキスト 第18章 一 実相の代替 3.