あらかじめ真理に捧げられている状況(聖性というゴールにおける各自の役割)において、相手(兄弟)がその役割を完璧に果たすことを信じていないとしたら、あなたの(聖性のゴールに対する)献身は分割されている

 幻想というゴールは、信と真理が密接に結びついているのと同じように、不信と密接に結びついている。 あらかじめ真理に捧げられている状況において、相手がその役割を完璧に果たすことを信じていないとしたら、あなたの献身は分割されている。 つまり、あなたには兄弟に対する信が欠けており、あなたの不信を彼に敵対して使ったということである。 聖性がどこにでも伴っていかなければ、その関係は神聖とは言えない。 聖性と信は相伴って進むものであるから、信もその関係が行くところならどこにでも共に行くはずである。 そのゴールの実在性が、その実現に必要な軌跡の一つひとつを喚起し、それを達成するだろう。 そのために小さすぎるものも大きすぎるものもなく、弱すぎるものも強引すぎるものもなく、すべて優しくその用途と目的にかなうものへと変えられていくだろう。 そのゴールが宇宙に仕えるのと同じように、宇宙は喜んでそれに仕える。 だたし、それを妨げてはならない。

 

奇跡講座テキスト  第17章  七 信を求める呼びかけ  6.