目指すゴール(平安/贖罪)が最初に明確に設定されていないので、判断されるのは単に、自我がそれ(起きた出来事)を気に入るかどうか、すなわち、それ(その出来事)は受け入れられるものか、それとも復讐(攻撃)を必要とするものかということだけとなる

 目指すゴールが最初に明確に設定されていないので、状況はただおのずと起こるかに見え、起こった後になるまでそれは意味を為さない。 そうなってからあなたはそれを振り返り、なんとか出来事をつなぎ合わせ、それにはかくかくしかじかの意味があったはずだと考える。 そうして、あなたは間違うことになる。 あなたの判断が過去に根差しているだけでなく、何が起こるべきかについて、あなたには何の考えもない。 手段を一貫させるためのゴールが、何も設定されていない。 そうなると、判断されるのは単に、自我がそれを気に入るかどうか、すなわち、それは受け入れられるものか、それとも復讐を必要とするものかということだけとなる。 結果を評価するための基準があらかじめ設定されていないため、理解は疑わしいものとなり、評価は不可能となる。

 

奇跡講座テキスト 第17章  六 ゴールの設定  3.