自我からの誘惑は、このゴール(聖性のゴール)の転換に伴って極度に激しくなる。 その関係はまだ、以前の(非神聖な/自我の)ゴールが完全に魅力を失うところまで充分に変わってはいないので、その(自我の)構造が「脅かされて」いるからである。 だが、その(神聖な)ゴールに合わせてその関係を変える以外に道はない

 自我からの誘惑は、このゴールの転換に伴って極度に激しくなる。 なぜなら、その関係はまだ、以前のゴールが完全に魅力を失うところまで充分に変わってはいないので、新しい目的を果たすには不適切だという認識によって、その構造が「脅かされて」いるからである。 その関係のゴールと構造の間の葛藤はあまりに明白なので、それらは共存できない。 だが、もはやゴールが変わることはない。 それは非神聖な関係の中にしっかりと据えられているため、そのゴールに合わせてその関係を変える以外に道はない。 この円満な解決法がその葛藤から抜け出す唯一の道だと理解され受け入れられるまでは、それはひどく張り詰めた関係のように見えることがある。

 

奇跡講座テキスト 第17章  五 癒された関係  4.