特別な関係が保護している思考体系は妄想の思考体系に他ならないと認めることは、もはや、あなたにとってさほど難しいことではない。 少なくとも大まかに言って自我は正気ではないと、あなたは認識している。 だが、特別な関係だけは、依然として何か「異なって」いるようにあなたには思える。 それでも私たちは、自我の思考体系の中でもあなたがもっと自発的に手放そうとしてきた他の多くの側面よりも、この特別な関係についてはずっと詳しく検討してきた。 この側面が残っている間は、あなたは他の側面を手放さない。 なぜなら、この側面だけが異なっているわけではないからである。 これを保持するなら、その全体を保持したことになる。
奇跡講座テキスト 第17章 四 二つの絵 6.