聖霊に過去(あなたの実相を誤認したこと)を預けなさい。 しかし、その前にまずあなたは、自分が過去に何を表象させてきたのか(あなたの実相を誤認することで、どんな自分像を作り上げてきたのか)、そしてなぜそうしたのか(背景および、その理由)を、充分に理解しなければならない

 あなたが聖霊にその閃光を目の前に掲げてもらい、その光があなたの道を照らし、はっきりと見えるようになりさえすれば、そうしたことのすべてをあなたは喜んで行うだろう。 神の子はひとりである。 が合わせたものを、自我が離すことはできない。 聖性の閃光は、いかに隠されていようとも、どの関係の中にも、必ず安全に保たれている。 ただ一つの関係のみを創造した創造主は、その中にご自身が含まれていない部分は一つも残さなかったからである。 どの関係においても聖霊が見ているのはこの部分だけである。 それだけが真実だと知っているからである。 あなたはその関係を、それが存在していないところで、その本質とは違ったものとして見ることにより、非実在のもの、すなわち聖性を欠くものとしてしまった。 あなたのために過去についてのあなたの心を変えることができる聖霊に、過去を預けなさい。 しかしその前にまず、あなたは自分が過去に何を表象させてきたのか、そしてなぜそうしたのかを、充分に理解しなければならない。

 

奇跡講座テキスト 第17章  三 過去からの影  7.