これらの影法師たち(あなたの投影により幻想の役割を割り振られた兄弟たち)こそが、あなたの目に自我を神聖なものに見せ、あなたが自我の安全のために為すことが本当に愛なのだとあなたに教えようとしている者たちである。 聖性と同じように、非聖性も、自分と同質だと知覚するものを自分の周囲に集めることによって、自らを補強しようとする

 これらの影法師たちこそが、あなたの目に自我を神聖なものに見せ、あなたが自我の安全のために為すことが本当に愛なのだとあなたに教えようとしている者たちである。 影法師たちは常に復讐を代弁し、彼らが入り込む関係はどれもみな、完全に狂っている。 こうした関係は、例外なく、あなた自身と相手についての真理を除外することを目的としている。 だからこそ、あなたは相手と自分自身の中に、そこに存在しないものを見て、両者を共に復讐の奴隷としているのである。 また、それと同じ理由で、あなたは過去の不満を自分に思い出させるものなら何にでも惹かれ、そうした関連づけをする連想がどれほど歪んだものであっても、それが愛という名で呼べるもののように思えるのである。 さらに同じ理由で、そうした関係のすべてが、肉体を介した融合への試みとなる。 なぜなら、復讐の手段と見なせるのは、肉体のみだからである。 肉体が、非神聖な関係の中核をなすものであることは明白である。 あなた自身の経験がこのことをあなたに教えてきた。 しかし、おそらくあなたは、その関係を神聖ではないものにするために動員される理由のすべてを認識してはない。 なぜなら、聖性と同じように、非聖性も、自分と同質だと知覚するものを自分の周囲に集めることによって、自らを補強しようとするからである。

 

奇跡講座テキスト 第17章  三 過去からの影  2.