誰かが自分の問題を空想を通して解決しようとしているという理由で、あなたが動揺して心の平安を失うなら、あなたはまさに彼と同じことをしている自分を赦すのを拒んでいる

 だから、自分が真理の外に置いてきたすべてを、聖霊に渡そうとする意欲をもちなさい。 聖霊は真理を知っており、聖霊の中で、すべてのものが真理のもとに運ばれる。 分離からの救済は完全なものであるか、まったく存在しないかのどちらかである。 これを達成させたいという自分の意欲以外には、何も気にかけずにいなさい。 それを達成するのは聖霊であって、あなたではない。 しかし忘れてならないことがある。 誰かが自分の問題を空想を通して解決しようとしているという理由で、あなたが動揺して心の平安を失うなら、あなたはまさに彼と同じことをしている自分を赦すのを拒んでいるのである。 そしてあなたは彼と自分の両方を、真理からも救済からも離れたところにとどめている。 彼を赦すとき、あなたは彼と自分の両方によって否定されていたものを、真理に復帰させる。 そして、あなたは自分が赦しを与えたその場所に、赦しを見るだろう。

 

奇跡講座テキスト 第17章  一 空想を真理のもとに運ぶ  6.