幻想を真理(聖霊)に預けることにより、真理が、幻想は実在しないと教えることが可能になる

 あなたは自分が真理を空想の中に取り込むことができ、幻想の視座から真理の意味を学べると思っているのだろうか。 真理は幻想の中ではまったく意味をもたない。 真理の意味についての判断基準は、真理そのものでなければならない。 真理を幻想の中に取り込もうとするとき、あなたは幻想を実在させようとしており、自分が幻想を信じているということを正当化することにより、幻想をもち続けようとしている。 しかし、幻想を真理に預けることにより、真理が、幻想は実在しないと教えることが可能になる。 そうして、あなたが幻想から脱出できるようになる。 真理から離して一つの考えでも自分に取っておいてはならない。 そのようなことをすれば、あなたは実相の序列を築き、それが必ずあなたを幽閉する。 実相に序列はない。 なぜなら、そこにある一切が真実だからである。

 

奇跡講座テキスト 第17章  一 空想を真理のもとに運ぶ  5.