それならば、実相を変えたいというあなたの願望のみが恐ろしいということになる。 なぜなら、あなたは自分の願望により、自分の願うことを達成したと考えるからである。 この奇妙な状態は、ある意味では、あなたの力を認めている。 だが、それを歪曲して「悪」に捧げていることにより、それを実在しないものにしている。 矛盾したことを求めてくる二人の主人に対し、兼ね仕えることはできない。 あなたは自分が空想の中で使うものを、真理に対しては拒んでいる。 だが、あなたが自分のために使ってもらえるように真理に預けるものは、空想からは安全に守られる。
奇跡講座テキスト 第17章 一 空想を真理のもとに運ぶ 2.