実相を咎めるための理由にできるようなものは何もない。 赦されるべきは、あなたが兄弟たちを咎める理由としてきた幻想だけである。 彼らの実相に過去はなく、ただ幻想のみが赦しの対象となり得る。 神が何かを理由に誰かを咎めることはない。 神はいかなる種類の幻想も抱けないからである。 兄弟たちの中にあなたが知覚する幻想について彼らを赦すことにより、彼らを自らの幻想に隷属することから解放しなさい。 そのようにして、あなたは自分が赦されたことを学ぶだろう。 なぜなら、彼らに幻想を差し出したのはあなただからである。 聖なる瞬間には、これが時間の中であなたのために行われ、天国の真の状態があなたにもたらされる。
奇跡講座テキスト 第16章 七 幻想の終わり 9.